日本エアースポーツガン協会の活動について

  

◆ソフトとハード、社会に認められる為に必要な二面性

既に皆さんもご存知のとおり、平成18年8月21日より改正銃刀法が施行され、総称「エアーソフトガン」と呼ばれる玩具銃に対して弾丸のエネルギー規定(弾丸の威力)が定められました。
この法制化の際に問題になったのは、言うまでもなく玩具銃としての弾丸のエネルギーと安全性です。
玩具銃としてどの程度の威力が妥当なのか、どこまでの安全確保が必要なのか、ハード(製品の性能)とソフト(使用用途)の両側面からエアーソフトガンの存在意義が社会より問われることとなったのです。










  

◆適正なハードウェアーとしての証明

当協会と連携している製造メーカー団体である日本エアースポーツガン振興協同組合は協会が創設された1993年以来APSカップに採用されているルールを基に、最大10メートルの精密射撃に必要なエネルギーを算出する為の定義書とAPSカップの活動実績を資料としてまとめ警察庁に提出、業界唯一の陳情資料として内閣委員会に提出されました。
そしてこの内閣委員会において物理や医学などの有識者によって審議された結果が法案として国会に提出され衆参両院で可決、今回の改正銃刀法の制定に結びつきました。
銃刀法の改正の所管である警察庁生活環境課は、根拠のない経験則の不採用、また現状の追認はありえないと見解を示してきましたが、結論としてエアーソフトガンに認められた0.989ジュール未満というエネルギー数値は、協会と組合がAPS競技を成立させるために提唱してきた上限1ジュールと言うエネルギー数値に肉薄しており、陳情が認められたと言っても過言ではありません。










  

◆スポーツ競技としての有用性

当協会の連携団体である(社)日本近代五種・バイアスロン連合ではAPS準拠のJASGエアースポーツガンがスポーツ教材として適正であるとその有用性を認め、オリンピック種目である近代五種競技やバイアスロン競技におけるジュニア育成用として使用しています。
また、昨年(平成18年)9月に行なわれたJOCジュニアオリンピックでは、文部科学省やJOCオリンピック委員会に後援を得るなど、エアースポーツガンによる精密射撃競技即ちAPSカップはスポーツとしての地位を確立しています。

今後当協会に必要なことは、ユーザーの皆さんと共にAPSカップが健全なスポーツ競技であることを社会に対してアピールし、競技者である皆さんの社会的地位の向上を目的として、広く社会に認知を受けることが出来るように活動していくことと考えています。
そしてその第一歩として、協会のNPO法人化を進めております。










  

◆NPO法人(特定非営利活動法人)の目的

日本エアースポーツガン協会は、現在NPO法人設立申請を行なっており、本年3月に設立の予定です。
NPO法人とは営利を目的としない活動法人であり、当協会の基本理念は「スポーツの振興」、「地域安全」、「こどもの健全育成」に寄与することを目的としています。
このような社会活動を協会が中心となり競技者として参加されるユーザーの皆さんがこれを賛助することで、APSカップの社会的認知度を高め、競技者の社会的地位の向上を図ります。










  

◆協会会員として参加することにどのような具体的メリットがあるのか?(環境の整備)

APSカップに参加される皆さんは競技において高得点をマークし、良い成績を収める為に日頃どのようなことをされているでしょうか?使用する銃のチューニングも大事ですがそれだけでしょうか、精密射撃はメンタル面が重視されるスポーツであり、日頃のトレーニングが欠かせません。
競技に参加される誰もが大会と同様の環境でトレーニングをし、本番に臨みたいと考えていると思います。しかし、最長10メートルものインドアのトレーニングレンジを確保し、本番さながらのトレーニングをすることは誰にでも出来ることではありません。
協会では会員・サポーターショップ・賛助メーカー・連携団体などからの寄付を原資として、このような会員の方々に代わりに自治体や学校などと体育館などの利用を可能にする為の折衝を行い、スペースの確保やトレーニング器材の貸し出しなど、スポーツシューティングに必要な環境整備の準備を進めています。
既にそれらを会員が円滑に運用する為に必要なバック・アップをAPSカップに準規したJASG商品を取り扱う販売店にショップ・サポーターとして、また商品を供給するメーカーと団体に協力を仰ぎ、多数の協力を戴くことが可能となりました。
このような活動を通じ、選手間の交流を深め、競技のクオリティーを上げることにより、よりAPSカップの競技性を高めていきたいと考えています。










  

◆APSカップのレギュレーション(何故JASG製品しか参加できないのか?)

APSカップは第16回大会より、参加規則が変更となり競技に使用できるエアースポーツガンは「JASG刻印のある製品のみ」となりました。
この改定理由は先にも述べたとおり、スポーツ射撃競技の存在意義と理念を理解し、協力していくことが不可欠であるからに他なりません。
スポーツ競技は「選手宣誓」に始まります。個人競技であってもルールに則り他の選手と協調して競技に参加することが選手に求められるように、競技に使用するデバイスを供給するメーカーにも同じことが求められるのです。










  

◆今後の協会の目標
日本エアースポーツガン協会では選手層の拡大を図るために、公式認定競技銃をスポーツ教材として、18歳未満のユーザーが購入、競技に参加できるようにすることを目標としています。現在、都道府県ごとの関係省庁に対し協会活動への理解と協力を得るために陳情活動を行なっており、ご理解をいただきつつあります。